完成ではなく、始まりとしてのジュエリー

 

美しく磨きあげられ、金が煌々と光る


一点の曇りもない

その姿は、往々にして“完成”と呼ばれるのだと思う


真新しいものを手にした時はいつも

変化を恐れ、箱の中に大切に仕舞い込んでしまいたくなる


ひとたび進み始めれば

小さな傷がつき、蒔かれた金は色を変え、

時には漆が覗くこともある


それはあなたが過ごした時間を映すもの


傷は、日々の営みの証

深く色を変えた金は、重ねた時の長さ


ただひとつとして同じにはならない



経年変化は美しい



何事もやがて変わっていく

望んだ変化ではないかもしれない

穏やかな変化ばかりではない

それでも、その変化を受け入れ、いつの日か愛しいと思えたなら


ジュエリーとあなた自身の

美しい時間の始まりとなりますように