始まり、終わりなく続く
円相
始まりも終わりもない、一筆の円
永遠があるとすれば、
それは内側に降り積もるものだと思う
形あるものはやがて姿を変え、
時には失われていく
だからこそ永遠を祈る
人に、物に託し、
想いや記憶となり紡がれていく
祈りさえ、永く降り積もる中で
次第に形を変えていったとしても
絶えず紡がれていくかぎり、
私はそれを永遠と呼びたい
たとえば文化や歴史は、
そんな風に誰かの想いが紡がれてきた証
伝えていく、残していく
容易いことではない
たとえば誰かにとっての大切なもの
共に過ごした記憶と、
その歩みの中で多くの想いが
そしてまた誰かの手に渡り、
新たな始まりを迎える
そこに終わりはない
始まりであり、終わりなく続く
円相 - Ensou