季節を感じられる人でいたい

 

今年は、少し懐かしい季節の移ろいを感じている

重いコートを脱いだ頃に、
見慣れた道が桜色に染まり
そうかと思えば頻りに降る雨が
後に強い日差しを連れてきた

今は8月
茹だるような暑さの中、
時折、つい出歩きたくなる涼しい夜も


昨年は厳しい寒さ暑さに
とかく引きこもっていたことを思い出す

元来出不精な性分ではあるが
あまりに極端な、四季とも言い難い日々であった


この先、同じような日々が続けば
季節を感じられなくなるのだろうか
季節を感じることを止めてしまうのだろうか


日本では厳しい季節をあえて愉しむ美しい習慣がある


夏は納涼
暑さから逃れるのではなく、涼を見つけ愉しむ

冬は雪見
雪が降り積もる厳しい寒さの中にこそ生まれる景色を眺める


季節は移ろう

四季が巡ることだけを指すのではない
季節の形、それ自体が変わりゆく

現代に生きる私たちはそんな移ろいの早さを目の当たりにする日々だ

それでも、
変わりゆく季節の中に新たな美しさを見出す

今だからこそ感じられる季節を