これからの贅沢は、その背景に

 
何かを選ぶ時、

美しさや有用性、
価格や価値を基準にしていたが
年を重ね、それらとともに
どこで、どんな風に作られたかという視点を持つようになった


東福寺 東庭の枯山水
不規則に並べられた7つの円柱が
北斗七星を表すのだと知り
1255年当時、天体観測がなされていたことや
空を地上に写す感性に魅了された

敬愛する作者の画集
作者自身のこだわりが詰まった装丁で
それが一点一点手作業で綴じられたそうだ
そのタイトルの意味を知り、
表紙の、頁の細部すべてが鮮やかに見えた


知る前と知る後では
自分が感じていた価値は
表層の、たったひとつの側面でしかなかったことに気づく

手にするもののすべては
幾重にも積み重なった背景で形作られている

歴史
想い


価値観は人それぞれだ

自分だけの琴線に触れるような背景を知ったとき
より鮮烈に突き刺さる

これからの贅沢は、そんな風に心を彩るもの